スイスに長期滞在する予定で、すでに外国(日本など)の運転免許を持っている方へ手続き方法をまとめました。スイスでは、外国の運転免許を使って運転することができますが、使用できるのは最長1年間のみです。それ以降もスイスで運転を続ける場合は、スイスの運転免許への切り替えが義務づけられています。切り替えを行わないと、免許は無効となってしまうので要注意です。
カントン(州)によって手続きが若干異なる場合があるため、必ずお住まいのカントンの交通局の案内も確認しましょう。ここでは、私が住んでいるカントンでの手続きをご紹介します。
申請手続き
申請書の準備
まず、外国免許証交換申請書を記入し、印刷します。
多くのカントンではオンラインでダウンロードできます。
視力検査を受ける
州の交通局が認定するオプティシャン(検眼士)で視力検査を受けます。検査結果は申請書に直接記載してもらいます。※すべての眼鏡店に検査資格者が常駐しているわけではないので、事前に確認しておくのがベターです。15フランで書類に記入と視力検査をしてくれるそうです。
州の交通局へ提出
申請書と必要書類を持参し、予約なしで交通局の窓口に行きます。窓口で本人確認が行われ、そこで申請が正式に受理されます。
必要書類
- 現在有効な外国の運転免許証の原本
- 滞在許可証(Permis B、Cなど)
- 公式な翻訳文(必要な場合)
※運転免許証がスイスの公用語(ドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語)または英語以外の言語で記載されている場合は、公式翻訳(大使館、領事館、または認定翻訳者によるもの)が必要です。
EU免許・日本の免許をお持ちの方
EU加盟国の免許、または日本などスイスと協定を結んでいる国の免許であれば、試験なしでスイスの運転免許に切り替えることが可能です。日本の免許の場合はスイス国内のみ有効な許可証が発行されます。
費用と受け取り
手続きが完了すると、スイスの運転免許証と請求書(費用:約100フラン)が郵送で届きます。手続き自体はとてもシンプルですが、滞在1年以内に忘れずに申請することが大切です!