【まとめ】スイスの健康保険制度をわかりやすく解説

スイスの健康保険制度 スイス
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今回は、スイスの健康保険に関する情報をシェアしたいと思います。これからスイスで保険に加入したい方に役立つ内容をまとめました。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!

今現在いろいろな保険に質問しているところなので、まだ随時追加していきます。

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スイスの保険システム

スイスでは、Lamal(健康保険)への加入が義務付けられています。子供、学生、フリーランス、会社員など、全ての人が加入しなければなりません。日本のように会社から保険が支給されるシステムではなく、フランスのように国民健康保険+会社の「Mutuelle」的なものもありません。

つまり、自分で保険会社を選んで加入するシステムです。スイスでは、全国一律の健康保険があるわけではないので、加入する保険会社やプランを自分で選び、ベーシックな健康保険をカバーする必要があります。会社から保険が支給されるわけではないので注意が必要です。

また、スイスの健康保険料は収入ではなく、住んでいる地域や年齢によって決まります。高収入者にとっては非常にお得なシステムかなと思います。低収入で保険を払えないという方には、州によって補助があるようなので、必要であればご確認ください。選ぶプランによっても、月々の保険料を安く抑えることができるので、自分のライフスタイルに合った保険を選ぶことが大切です。

以下の保険が人気です

  • Helsana
  • Assura
  • SWICA
  • CSS

スイスの保険加入方法

好きな保険会社を選び、申し込みをします。外国から初めてスイスに住む場合、申し込み後にビザのコピーと住居証明書の提出を求められます。住居証明書は「Contrôle des habitants」で発行してもらえます。そこにはスイスにいつから住んでいるかが記載されています。この記載の日付から3ヶ月以内に保険に加入する必要があります。

3ヶ月以内に加入しないと、カントンから通知が届いたり、強制的に加入させられたりすることがあります。保険の支払いはスイスに入国した日から開始されます。

また、加入が遅れるとペナルティとして、保険の適用開始日がスイス入国日ではなく、加入した日からになる場合があります(支払いはスイス入国日から発生します)。

免責金額と自己負担金

健康保険は、年間自己負担額(免責金額)を自分で選べます。例えば、300フラン〜2500フランまでの範囲で、年に支払う自己負担額を設定します。医療費が発生した場合、その金額までは自己負担となり、自己負担額を超える部分に関しては、保険が90%をカバーしてくれます。

例えば、自己負担額を300フランに設定した場合、300フランを超えた後からは、自己負担10%、保険カバー90%となります。

健康な方や病院にあまり行かない方は、自己負担額を高く設定(例えば2500フラン)することで、月額保険料を抑えることができます。逆に、病院に頻繁に通う方は、自己負担額を低く(例えば300フラン)設定して、少し高めの月額保険料で安心して医療サービスを受けることができます。

健康保険は何をカバーしてくれるの?

健康保険がどこまでカバーしてくれるのか気になりますよね。

SWICAのFAVORIT SANTE

ここでは、SWICAのFAVORIT SANTEという基本プランを元に、具体的なカバー内容をご紹介します。というのも、いろいろな保険会社に連絡した中で一番わかりやすかったので、まとめますが、私の保険はこちらではありません。

かかりつけ医

まず、SWICAではSANTEパートナーという医療機関を選び、そこのかかりつけ医に相談する必要があります。病院に行く際は、必ずまずこの医療機関での相談が必要です。そこで必要な治療(レントゲンなど)を処方してもらえます。

もしさらに専門的な治療が必要になった場合、そのSANTEパートナーが専門医や病院への紹介状を出してくれます。

歯科ケア

FAVORIT SANTE基本保険では、歯科ケアはカバーされていません。歯科治療を受けるためには、オプションで追加の歯科保険を契約する必要があります。これにより、予算内で歯の健康を守る治療が可能になります。

眼科

眼科の診察も、FAVORIT SANTEの基本保険ではカバーされています。眼科医への予約は直接行うことができます。

例えば、年間免責額をCHF 300に設定した場合、これを超えた医療費に対して、保険が90%をカバーします。その後、自己負担額が残りの10%となります。

出産

出産に関しては、SWICAの基本保険でカバーされます。産前産後のサービスは自己負担なしで提供され、妊娠13週目から出産後8週目までが対象です。さらに、COMPLETA TOPやCOMPLETA PRAEVENTAなどの補完的なプランでは、出産準備、サポート、アフターケアに対する追加の給付が提供されます。

Helsana

基本の健康保険のFree choice of doctor(一番高いプラン)を選んだ場合。

  • 自由に医師を選べる
  • 専門医に直接アクセス可能(紹介状不要)
  • 24時間医療相談(Medi24)が無料
  • myHelsanaアプリで手続きや返金が簡単

しかし入院に対する自由は効かないので、もし個室や病院を選びたいという場合はプラスでHospital insuranceに加入する必要があります。またデンタルと、眼科も入っていません。

筆者
筆者

その他にも質問しているので随時更新します。

まとめ

スイスでの健康保険加入は少し複雑ですが、自分に合ったプランを選ぶことで、安心して生活を送ることができます。今回は問い合わせが簡単だった保険会社を中心に紹介しましたが、他の健康保険も似たようなプランがあるので、スイスで健康保険を選ぶ際に迷ったり、疑問点があれば、ぜひ保険会社の公式サイトやカスタマーサポートをチェックしてみてくださいね!

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