スイス在住の筆者が実際に足を運んで感じた、ヌーシャテル(Neuchâtel)の魅力をご紹介します!フランス語圏に位置するこの美しい町の楽しみ方をご紹介。
ジュラ山脈とヌーシャテル湖に囲まれた自然豊かな環境、歴史ある街並み、そしてワインとチーズに代表されるグルメ文化。観光だけでなく、日帰り旅行やのんびりした週末旅にもぴったりです。
ヌーシャテルってどんな街?
ヌーシャテル(Neuchâtel)は、スイス西部、フランス語圏の中心にある中世の雰囲気が色濃く残る城下町です。街の名前は「新しいお城(=Neu + château)」が由来。実際に、丘の上には壮麗なヌーシャテル城がそびえ立ち、旧市街を見下ろしています。
また、ヌーシャテル湖(Lac de Neuchâtel)に面しているため、水辺の景色と旧市街の石造りの建物とのコントラストがとても美しく、絵本のような世界が広がっています。
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観光スポットおすすめ
ヌーシャテル城(Château de Neuchâtel)
街を見下ろす高台に位置するこの城は、ヌーシャテルのシンボル的存在。12世紀に建てられた歴史ある城塞で、現在は州の行政機関の一部として使われていますが、一部見学もできます。中世から近代にかけての建築様式の変遷が感じられ、歴史好きにはたまらないスポットです。すぐ隣には、Collégiale(コレジアル)教会があり、美しいステンドグラスと厳かな雰囲気に包まれた空間も見逃せません。高台からの旧市街と湖を見渡す眺望も絶景です。
ヌーシャテル湖(Lac de Neuchâtel)
スイス最大の内陸湖であるヌーシャテル湖は、町の中心からもアクセスしやすく、観光にも市民の憩いにも人気のスポットです。湖畔の遊歩道をのんびり散歩したり、ベンチに座って湖を眺めたりするだけでも癒されます。
夏にはボートクルーズや水上アクティビティ(カヤックやスタンドアップパドルなど)も盛んで、アクティブに楽しみたい方にもぴったり。湖の周辺には地元の屋台やカフェ、フードスタンドが立ち並び、ピクニックにも最適。天気の良い日には家族連れやカップルで賑わいます。
旧市街(Vieille Ville)
ヌーシャテルの旧市街は、まるで中世の時代にタイムスリップしたかのような雰囲気。カラフルな石造りの建物や細い石畳の路地が入り組み、どこを切り取っても絵になる風景が広がっています。
カフェやワインショップ、小さなブティックなどが立ち並び、地元の雰囲気を感じながらゆっくり散策できます。
地元マルシェ(Marché de Neuchâtel)
地元ならではの体験をしたい方には、朝市「Marché de Neuchâtel」の訪問もおすすめです。週に数回、旧市街の広場で開催され、新鮮な野菜や果物、チーズ、パン、手作りの雑貨などがずらりと並びます。地元の人とのふれあいを楽しみながら、ちょっとしたお土産探しにもぴったり。季節ごとに変わる食材も魅力です。
マルシェの情報はこちらから。
ヌーシャテルのヴィーガン料理
スーパーにヴィーガンフードがあるのはもちろんですが、レストランも一部あるので紹介します。
Chef Falafel
中東料理のベジタリアン向けテイクアウト店です。ファラフェル・シャワルマ、ババガヌーシュサンドイッチ、ラップ、フムス、ほうれん草の三角パイ、サラダ、ファラフェルサンドイッチなどを提供しています。いくつかのメニューには明確にヴィーガンと表示されています。
Okapi
Okapi(オカピ) は、レストラン兼コーヒーショップ。ベジタリアンやヴィーガン対応のメニューも豊富。
Dieci pizza
ピザ専門店。ヴィーガンオプションも豊富。
まとめ
ヌーシャテルは、スイスの中でも特に“スローな時間”が流れている町。観光地としてはまだ穴場的な存在ですが、だからこそ、静かで落ち着いた滞在ができるのが魅力です。
自然と歴史、グルメが程よくバランスされています。スイス旅行を計画中の方や、チューリッヒ・ジュネーブから日帰り旅行先を探している方にもおすすめ。