フランスからスイスに移住したため、Urssafを閉業しました。その手続きの流れがわかりにくい部分があったので、こちらで紹介します。参考にしていただければと思います。起業の形態によって異なる部分もあるので、詳細な説明は省略します。ご自身の状況に合った手続きを選んでください。
現時点でフランス5年以上のビザを持っている人向けの閉業方法になります。私は持っていなかったので、どうやって閉業しようかなと連絡しているところですが、もちろん返事はなし。
Urssafにログイン
まずはUrssafにログインします。Mon espace personnel のページから Aller plus loin をクリックし、その中の Cesser mon activité(事業を停止する)を選択します。
INPIにログイン
ステップ①
INPIにログインするように求められます。こちらは開業時に使用したサイトです。ログインすると、Entreprises(事業)という項目が表示され、そこで Créer, modifier ou cesser une entreprise(企業の設立、変更、または廃業)を選択します。
ステップ②
次に、Modification, cessation, dépôt d’actes, correction ou complétion(変更、廃業、登記書類の提出、訂正または補完)や、Rechercher une entreprise par SIREN(SIREN番号で企業を検索)という項目が表示されるので、ご自身の SIREN番号 を入力し、事業を選択します。
ステップ③
ここから、閉業手続きに必要な項目を選択しながら進めていきます。
電子証明
手続きを進めると、最後の署名ページにたどり着きます。
Signature(署名)
Pour finaliser la formalité, une signature électronique avancée reposant sur un certificat qualifié est nécessaire. Si vous ne disposez pas d’un tel certificat de signature, nous vous conseillons de vous reconnecter via France Connect+. Une simple case à cocher vous permettra alors de signer la formalité.(手続きを完了するためには、認定証明書に基づいた高度な電子署名が必要です。もしそのような署名用の証明書をお持ちでない場合は、France Connect+ を通じて再接続することをお勧めします。そうすれば、チェックボックスを1つ選択するだけで署名が完了します。)
この段階で、作成した内容のPDFをダウンロードし、その上にサインをして再度アップロードする必要があります。ここで注意したいのは、ご自身で署名することができないという点です。なぜか外部の会社を通す必要があるようで、正直よくわかりません。
電子署名って何?
Qualified eSignature(QES)という電子署名の中でも最も法的効力が高いとされるヨーロッパの電子署名規格です。
Yousignを使う場合
30ユーロの月額サブスクリプションと、15ユーロのQualified eSignature(QES)の電子署名を購入します。私も夫もこちらを利用して、
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「Signatures」から「New request」を選び、ファイルを追加します。「Signers」で自分の名前を入力して追加します。4ページ目の一番最後に署名欄を1つ追加しました。
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「You’ve been invited to sign ~」という件名のメールが届きますので、そちらをクリックして手続きを進めます。「Verify your first and last name(氏名の確認)」というページに移動するので、チェックボックスを2つにチェックを入れて、「Confirm」ボタンを押します。
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次にパスポートが必要になります。画面に表示されるQRコードをスマートフォンでスキャンして、本人確認を行います。顔認証とパスポートの認証を動画で行い、手続きは完了です。
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その後、パソコンに戻ると「Ready to sign!」という画面が表示されます。署名を行い、署名済みの書類をダウンロードすると完了です。
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最後に、ダウンロードした書類をINPIに添付すれば、閉業手続きは完了です。
GoodFlagを使う場合
フランスのビザ5年を持っていなければ絶対に利用しないでください⚠️
GoodFlagのサービスを使うにあたり、La Posteが提供する「L’Identité Numérique La Poste(ラ・ポストの電子身分証)」のサービスを利用しなればなりません。サインを終えたファイルを再度アップロードすることで、手続きは完了するようです。
L’Identité Numérique La Poste(ラ・ポストの電子身分証)」のサービスには、5年ビザが必要です。私は5年以上のビザを持っていなかったため、サインもできずGoodFlagのサービスも使えずで返金を求めましたが、現在のところ「返金不可」と言われています。そのため、5年ビザを持っていない人にはこのサービスはおすすめできません。支払いにはRevolutを使ったので、事情を説明したところ、Revolut側が返金対応を試みてくれています。
La Posteの電子身分証
提供されているリンクからスマホアプリを使って本人確認を行います。本人確認にはフランスのビザの提出が必要で、通常は24時間以内に認証が完了します。認証が終わると、電子署名が可能になります。ただし、2025年現在では、La Posteのオンライン登録は5年以上のビザを所持している人のみが対象になっているようです。
おまけ
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治安情報
フランス旅行では、スリとの遭遇が頻繁に起こる可能性があります。
万が一に備えていくつかの基本的な対策を取ることが重要です。
- 海外旅行保険付帯のクレジットカードを利用する。
- 現金は最小限で、基本的にはクレジットカードでの支払い。
- 安全面を重視して、良質なホテル、治安の良い地区を選ぶことが重要である。
事前予約
スムーズにフランス旅行するためにも、事前予約はおすすめ。
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