【まとめ】スイスとフランスの生活費を比較|家賃・電気代・医療費のリアルな違いとは?

スポンサーリンク

スイスに住み始めて数ヶ月が経ったので、今回はパリ在住のときと比べて、スイスで生活にかかる費用がどのくらい安くなったのかをご紹介したいと思います。特にライフスタイルは大きく変えていないため、実際に支払っている金額がどのくらい安くなったのか、パーセンテージで具体的にお伝えできればと思います。

スポンサーリンク

生活費

フランス スイス
Wi-Fi 40 40
Sim・10ギガ 7.99(ヨーロッパで使えない。詐欺、勧誘電話多すぎて毎日1件はかかってくる。電話番号使い回しのため、以前使っていた人の友達からSMSやWhatsAppが届く。) 9(ヨーロッパで使える。詐欺電話とSMSなし。)
電気代 100 35(2ヶ月で)
水道代 90(家賃に含まれる) 190(水、ヒーター、ガス、共益費込み)年間で使わなかった分は返金されるため毎月家賃と共にマックスの金額を支払う
家賃 スイスの家賃は46.5%安くなりました
敷金 2~3ヶ月(不動産詐欺のため数十万が返金されない、音信不通) 3ヶ月分で100※
年金などの社会保険 フリーランスなら収入の25%〜 年収の5~10%
健康保険 住んでいる地域と年齢による
所得で金額は変わらない
月380~600ほど(プランによる)

※賃貸保証という保険があり、通常は敷金として不動産会社に全額支払う代わりに、年間約95フラン〜の保険料を支払います。この保険に加入することで、敷金を直接支払う必要がなくなり、万が一の際は保険会社が家主に対して保証します。

家賃

現在住んでいるスイスのアパートは、完全にリノベーションされていて、冷蔵庫、IH、食器洗浄機、オーブンなどすべて新品です。一方、以前住んでいたパリのアパートはかなり古く、故障して使えないものも多くありました。そう考えると、より快適な環境で暮らせて、しかも家賃が約半額というのは本当にありがたいです。

敷金

スイスの敷金制度は、借り手にとって非常に公平です。というのも、大家さんに直接支払うのではなく、保険会社に年間約95フラン〜の家賃保証保険を支払うことで、敷金の代わりになります。以前パリでは敷金詐欺に遭ってしまったので、このスイスのシステムには本当に感謝しています。

電気代

パリの古いアパートでは、家の設備が古かったこともあり、電気代が非常に高くついていました。下の階の住人は、毎月300ユーロ支払っていると文句を言っていたほどです。私たちはリビング以外ではヒーターを使わなかったため、100ユーロ程度で済んでいたのかもしれません。ヨーロッパで物件を探す際は、ヒーターの新しさを確認することがとても重要です。古いものだと、それだけで光熱費が高くなってしまいます。

年金・健康保険

フランスでは、年金や健康保険などで収入の25%以上が差し引かれる仕組みになっており、収入が高いほどその負担も大きくなります。医療制度も日本ほどは整っておらず、近年では医師不足が深刻化しています。最近の報道では、今後、都市部の医師が週に1回は地方の病院で勤務するよう義務づけられる可能性があるとも伝えられています。

フランス国内でもトップ10に入る都市部の病院でさえ、診察の予約は数ヶ月先になることが多く、緊急時であっても平均で10時間以上待たされるケースも珍しくありません。

さらに、診療費は高額で、国民健康保険による補償も治療内容によって大きく異なります。

※このあたりの詳細については、別記事で詳しくご紹介する予定です。

フランスの医療費についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

 

一方スイスでは、健康保険は自分で好きな保険会社を選び、基礎保険に加入する仕組みになっています。保険料は収入に関係なく一定なので、所得が高い人ほどお得になるシステムと言えるかもしれません。その代わり、収入が少ない人にとっては負担が大きくなることもあるため、支払いが難しい場合には補助金制度などが用意されています。

タイトルとURLをコピーしました