今回は海の問題についてまとめてみました。魚を食べることと環境問題にどういった関係性があるのでしょうか。
46%は漁網?!
もちろん、ビニール袋やストローなどのプラスチックも海洋プラスチック問題の一つですが、一番の原因は漁網。太平洋ゴミベルト(世界で最も多くのゴミが集まる海域)の46%は漁網だということもわかっています。
ゴミの46%を化学繊維の漁網が占めており、その他にもロープ、養殖カキの間隔を空ける管、ウナギを捕るわな、かご、箱といった漁具が含まれることも明らかになった。
どの魚と食べて、どの海の生き物を助けるんのでしょうか。亀、あざらし、イルカは助けて、その他の魚介類は食べますか?
5キロの不要などうぶつ?!
1キロの魚を獲るのに、5キロの不要などうぶつが入ってしまうのも大きな問題です。ストローやビニールを食べてしまった可哀想な海のどうぶつの写真が拡散されがちですが、可哀想だという気持ちがあるなら脱プラだけでなく、魚を食べないという選択もしてください。
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日焼け止めでサンゴ礁が消える?!
パラオでは2020年1月より、サンゴ礁を守るため多数の日焼け止めの販売、使用や輸入禁止。また、ハワイでも2021年1月からサンゴ礁への有害性が指摘される成分を含んだ日焼け止めが禁止になります。環境のためにもサンゴに安全な日焼け止めを使用してください。
オキシベンゾンやオクチノキサートについて、海水浴客の肌から流れ落ちたり排水処理施設を通じて海水に流れ込んだりして、サンゴの白化現象や遺伝子の損傷を引き起こす原因となり、やがてサンゴを死滅させるという調査結果を発表していた。
海が酸素を供給?!
これもあまり知られていませんが、実は海がなくなれば人間も終わりです。なぜなら、海が酸素をくれるから。そして、海は93%の熱を吸収してくれる。
海中の植物プランクトンや海藻は、光合成により生物の呼吸に必要な酸素を供給しますが、その量は大気中の酸素の50%とも、85%とも考えられています。
大気中の酸素の50から85%は海から来ています。また、ここ数年で酸素のない海域「デッドゾーン」が拡大しているのも大きな問題です。これには畜産業からの廃棄物(糞など)が大きく関係しています。
<「デッドゾーン」と呼ばれる低酸素海域が急速に拡大しており、海洋生物や漁業などにもたらす影響は、私たちの予測を超えている可能性があるとの研究が発表された……>
二酸化炭素濃度の上昇や海面上昇に伴って、「デッドゾーン」と呼ばれる、溶存酸素濃度が極めて低い「酸素極小層(OMZ)」が世界で拡大している。
海洋問題まとめ
- 太平洋ゴミベルトの46%は漁網
- 漁業では1キロの魚を獲るため5キロも不必要な魚が入ってしまう
- 酸素のない海域「デッドゾーン」が増えている
- 日焼け止めの成分でサンゴ礁が死滅している
- 魚は無限にないため、今のままでは魚が絶滅する
わたしたちにできること
ドキュメンタリーを見て学ぶ
おすすめはネットフリックスの「SEASPIRACY」と「ミッション・ブルー」
スウェーデンの環境活動家グレタさんのドキュメンタリーがU-NEXTで視聴できます。環境に関することを学びたいなら、こちらのドキュメンタリーもおすすめです。現在31日間無料キャンペーンがあるようなので、この機会にぜひ。
魚を食べるのをやめる
栄養素オメガ3についても、フラックスシードやチアシードから摂取することができます。
プラスチックを減らす生活を心がける
洗濯や食器洗剤からでるマイクロプラスチックを減らすためにも、洗濯用ネット、スポンジをへちまやセルロース に変更したり。
地球に優しいライフスタイルについてまとめた記事もぜひお読みください↓
本を読んで学ぶ
まとめ
できることからぜひ心掛けてみてください。