犬と一緒にフランス旅行!ペットと帰国前の手続きのサポート

犬とフランス旅行 フランス移住手続き
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犬と一緒にフランス旅行を計画中の方へ向けた内容になっています。短期間の滞在でも、事前にしっかりと手続きを済ませておけば、スムーズに日本へ帰国できます。必要な準備と手順をチェックして、愛犬との楽しい旅行を楽しんでください。できるだけ簡単にまとめるので、参考にしてみてくださいね。

情報が古くなっている可能性もあるので、検疫所の情報を確認して、ご自身で検疫所に連絡してくださいね。

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日本での手続き

こちらはホームページをみながら行ってください。ざっくりとした流れを紹介します。

①マイクロチップ

ISO 11784/11785規格のマイクロチップを動物病院で埋め込む。

②狂犬病の予防注射

マイクロチップ装着後不活化ワクチンまたは遺伝子組換えワクチン(生ワクチン不可)で狂犬病予防注射を2回以上接種する必要があります。

注意点:

  • 2回目以降は、前回接種から30日以上空け1年以内に接種。
  • 生後90日以下や、マイクロチップなしでの予防注射は無効。
  • 必ずマイクロチップを装着後に予防注射を受けましょう。

③狂犬病の抗体価測定

簡単な手順はこちら

  1. 2回目の予防注射後、動物病院で採血
  2. 採血後、指定検査施設で抗体価検査を受け、結果が0.5 IU/ml以上であればOK!
  3. 検査結果を輸出検査時に動物検疫所に提出します。

指定検査施設は2025年現時点でこちらのみが対応しているようです。

一般財団法人 生物科学安全研究所
住所 :〒252-0132 神奈川県相模原市緑区橋本台3丁目7番11号
TEL :+81 (0)42 762-2819    FAX :+81 (0)42 762-7979
E-mail :rabies@riasbt.or.jp

輸出検査の事前連絡

手順:

  1. 検査希望日の10日前までに、NACCSまたはメールで輸出検査申請を行います。
  2. 必要な書類を提出し、検査を受ける準備をします。

輸出検査と日本からの出発

必要書類

  1. 輸出検査申請書(NACCSで申請した場合は申請番号のみでOK)
  2. 相手国の入国条件で必要な書類
  3. 獣医師発行のマイクロチップ装着証明書(規格、番号、装着年月日、装着部位が記載されたもの)
  4. 獣医師発行の狂犬病予防接種証明書(2回分、マイクロチップ番号も記載)
  5. 指定検査施設発行の狂犬病抗体価検査結果通知書(0.5 IU/ml以上)
  6. 獣医師発行の健康診断書(必要な場合)
  7. その他、動物検疫所から案内された書類

注意:

  • ペンで記入。
  • 出発空港(港)の動物検疫所に、必要な書類をメールで送付し、事前に内容確認を依頼。
  • 当日書類の原本が必要。

フランス到着後

空港内には検疫所がないので、スーツケースを持ってそのままそのへ出て問題ありません。もし聞かれたら日本から持ってきた書類を見せるといいと思います。

フランスでの手続き🇫🇷

フランスの場合は、政府機関のDDPP(検疫所)と民間の動物病院にて予約する必要があります。フランスの動物病院は予約必須なとこが多いです。

筆者
筆者

こちら予約代行行っておりますので、お気軽にご連絡ください。連絡される方は一番最後をご確認ください。

輸入の届出

到着予定の空港(港)を管轄する動物検疫所に、到着予定日の40日前までに届出を行う必要があります。

つまり1、2週間の旅行であれば、日本にいる間に日本帰国の手続きを始める必要があります。

届出方法:

  • NACCS(動物検疫関連業務)を利用して届出を行います。
  • NACCSが利用できない場合は、「輸入の届出書」をメールで提出します。

フランスで必要な検査

①狂犬病予防接種

  • 狂犬病予防注射の有効免疫期間が切れる前に追加の予防注射を受けてください。
  • 追加接種せずに免疫期間が切れると、再度2回の狂犬病予防注射抗体価検査をやり直し、輸出国で180日以上待機する必要があります。待機期間は採血日を0日として数えます。

つまり、日本にいる間に有効が切れないようにするのが一番いいかと思います。

②検査

  • 出国前10日以内に、狂犬病(犬の場合は狂犬病とレプトスピラ症)にかかっていないことを証明する検査を受け、輸出国政府機関(フランスの場合はDDPP)の証明書を取得してください。
  • 滞在中に行った追加処置があれば、その処置に関する証明書も必要です。
狂犬病とレプトスピラ症の検査はフランスの民間動物病院で検査をしてもらい、その検査結果を日本入国のときに提出します。動物病院とDDPPにForm REを記入してもらいます。

日本到着後の流れ

  • 動物検疫所に輸入検査申請書を提出し、輸入検査を受けます。
  • NACCS(動物検疫関連業務)で事前届出をしている場合、その情報を利用して申請可能です。
個体識別や書類に不備がある場合、最長180日間の係留が必要になる可能性。

必要書類

① 輸出国政府機関発行の証明書

  • 指定地域以外から帰国する場合、推奨証明書様式(Form RE
  • 指定地域からの再入国時はForm AB
フランスの場合は指定地域以外なのでForm RE。ペット情報はオーナーが記入OK、前半部分は民間の動物病院が記入し、後半部分はフランスの政府機関DDPPが入力をします。その他DDPPから必要な書類はないと動物検疫所に確認しました。

② 血清検査(狂犬病の抗体価検査)結果通知書(日本で検査したものでOK)

③ 狂犬病とレプトスピラ症にかかっていないことを証明する検査結果(フランスで受けたもので問診程度でOK)

③ その他

  • 動物検疫所から案内された追加書類

ペットパスポートについて

フランス国内の旅行だけであれば、特にペットパスポートは必要ありません。しかし、フランス以外にも旅行される場合は、取得した方が良いと思います。動物病院で取得可能です。また、ヨーロッパの他の国に行く際には、狂犬病の予防接種証明書とマイクロチップの情報が有効期限内であることが必要です。それらの証明がすべてパスポートに記載されているため、パスポートを持っていれば、必要に応じて見せるだけで問題ありません。

フランスの水

日本の軟水に慣れているワンちゃんにとって、フランスの硬水はお腹を壊す原因になることがあります。フランスのスーパーで購入できる赤ちゃん用の軟水がオススメです。Mont ROUCOUSがおすすめです。赤ちゃんの写真付きなのでわかりやすいかと思います。

連絡していただくにあたって

  • 日本での手続きについては、動物検疫所にお問い合わせください。
  • DDPP(フランスの動物衛生局)および動物病院の予約は代行いたします(連絡回数に制限はありません)。

また、メールの際には以下の情報をお知らせください。

  1. 帰国日と利用する空港
     (例:7月20日帰国、CDG空港)
  2. 出発する空港の街にいつからいつまで滞在するか
     (例:7月10日から7月20日までパリ)
  3. 餌はサポートの餌を動物病院で購入する必要がありますか
     (例:犬用 アミノペプチド フォーミュラ 小型犬用をパリの動物病院で購入したい)
  4. ペットパスポートも希望されていますか

メールはhello (a) sushivoyage.netです。(a)を@に変更してください。

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