Reims(ランス)のOFIIに行ってきたという記事を読んだ方もいるかと思います。パリに今いるのでFormation Civiqueはパリに変更してもらいました。パリので行われた1日目の研修とその内容を紹介したいと思います。
研修会場に到着
Formation civiqueは4日間行われますが、Convocationは3日分のみが提示され、4日目のスケジュールは3日目に決定されると説明されました。また、最終日には参加証明書を受け取ることができるそうです。
教室
集合がなかなか揃わず、開始は9時20分ごろになりました。途中で10時ごろに遅れてきた人もいました。午前中は13時ごろまで続き、昼休みは1時間ほどありました。昼休みまでには15分ほどの休憩時間もありました(午後も同様に15分ほど)。参加していたクラスメートは、アジア人(フィリピン5名と私)、アフリカ人(チュニジア、コンゴ、アルジェリア)、ロシア人などがいました。1名は難民の方で、他の参加者は就労ビザを持つ方が多かったです。英語の通訳者がおり、皆さんはイヤフォンを使って通訳者の声を聞いていました。
先生と通訳さん
今回はフィリピン出身の方が多かったため、英語の通訳者が同行していました。通訳さんはインド系の方で、非常に親切で驚きました。普段は政府の通訳者として働いているようで、フランス語や英語以外にもアラビア語を話すことができ、少し日本語も知っているようでした。昼休みの時間には、語学について色々と話していました。
通訳さんは本当に優しく、みんなに「わからないことがあったら聞いてね。本当に手助けしたいと思っているから」と言ったり、「みんな理解できている?」と何度も確認していました。そのため、今回はフランス語と英語が飛び交っていました。
フランス人の先生もとても優しく、私の名前を見て「日本人?」と尋ねました。ただし、寝ている人やスマートフォンをいじっている人に対しては厳しく、「寝るなら帰れ!ここにいる意味ない!」と言っていて、とてもかっこよかったです(笑)。通訳さんがこの内容も訳してくれたので、なかなか面白かったです(笑)。
授業内容
CIRというアプリをダウンロードしてクイズをしながら進めていきます。
午前中に地理、健康、仕事について。午後は住居や学校について。学ぶ内容は同じようなので、先生がホワイトボートに書いていたキーワードをいくつか紹介しますね。通訳さんが付かない方、フランス語に自信がない方のお役に立てたらと思います。
地理
地理はフランスがEUを作った話や、フランスに隣接する場所、フランス革命はいつだったかなどについて。
- Hexagone(フランスは六角形の形)
- 67 millions d’habitants(フランスの人口)
- 672,000㎢(フランスの面積)
- 経済では世界7位、ヨーロッパでは2位(イギリスがEUを抜けたから)
- 隣接している国はISABEL(イタリア、スイス、ドイツ、ベルギー、スペイン、ルクサンブルク)
- フランス語は世界で5番目に話されている
- フランス革命は1789年、7月14日はフランス革命記念日
- MarianneとCoq(鶏)はフランスのシンボル
- Liberté, Égalité, Fraternité(自由・平等・博愛)
- 13つのRégion(州・地域)
- 101つのDépartement(県)
- 35000つのCommune(コミューン)
- パリには200万人住んでいる(面積は105,4㎢)
- パリは Île-de-Franceが地域
- パリには20のArrondissement(区)がある
EUについて
- EU加盟国は27カ国、447millions d’habitants(人口)
- 単一市場:ユーロ貨幣は2002年から
- 共通市場:欧州経済共同体(CEE)
EUの歴史をざっくり簡単に説明されます。もし詳しくない方は日本語で読んでおいたら理解しやすいかもしれません。EUのサイトなどをご参考までに。
健康
保険証は毎年更新する必要がある、3ヶ月前にすること。仕事をしていなくてもフランス人でなくても健康保険に加入できる。
保険に加入するとSMSから受け取りに〜ユーロを払ってくださいというようなスパムが最近多いそうです。「受け取りは無料だから、払わないこと!!」と強く言っていました。
- 救急車は「15」SAMU(Le Service d’Aide Médicale Urgent)
- 消防車は「18」事故、緊急の時に
仕事
仕事探しているかどうか。仕事の話時に先生が何の仕事をしているのかとみんなに聞いた時、バーテンダー、シェフ、ホテル、探しているなど色々いました。仕事の応募方法など。
- 外国の大学のDiplome(卒業証)をフランスのものに変更してくれる団体
・CIEP(70ユーロ)
・ENIC / NARIC - 自分の国なので働いた今までの経歴を証明してくれるサービスは政府の公式サイト:Validation des acquis de l’experiences(VAE.gouv.fr)
- Mission locale(26歳以下のハローワークのようなもの)
- Entretien embauche:面接の話など
- Ponctualité(時間厳守)・Vêtement(服装)・Posture(態度)は面接などでも大切
学校
3歳から義務教育であること、学校の種類や、フランス語が話せない子供のための団体や、フランス語が話せない親のための講座があること。学校で子供が差別された場合、学校で宗教の話をしてもいいけど、宗教勧誘は禁止だなどの話がありました。
また、Activites en dehors(習い事)は「子供達がやりたいことをさせてあげるように」と強く強調していました。親が決めたことをさせる人が多いそうです。
Fournitures(文具)、Cantine(食堂)など以外は無料であることも強調していました。
- 3〜11歳は住まいの市役所、11歳以降はCIOで手続きを
- OEPRE:フランス語を話せない大人のための学校
- UPE2A:フランス語を話せない子どもたちのためのレッスン
住居
時間がぎりぎりだったからかわかりませんが、かなり短い説明でした。難民は無料で家に住めることなどの話がありました。ここに関しては本当にざっくりしかしていません。アパートを探すのにはどのようなサイトがあるかなど。
4日間のOFII市民研修の様子
おまけ
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治安情報
フランス旅行では、スリとの遭遇が頻繁に起こる可能性があります。
万が一に備えていくつかの基本的な対策を取ることが重要です。
- 海外旅行保険付帯のクレジットカードを利用する。
- 現金は最小限で、基本的にはクレジットカードでの支払い。
- 安全面を重視して、良質なホテル、治安の良い地区を選ぶことが重要である。
事前予約
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日常会話
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まとめ
1日目の内容はこのような感じでした。初めに先生が16時ごろ終わると言ったため、みんな16時に帰る気満々。そのおかげで16時に終わってくれました。また2日目に関してもまとめます。授業中は眠気防止のために、まじめにメモしています笑
今後研修受ける方はがんばってくださいね。
2日目の講座に関しては以下の記事を。