キッコーマンさんの調製豆乳の原料で気になるものがいくつかあったので、キッコーマンさんに問い合わせし確認しました。
ヴィーガンの方は「砂糖」だけの表記だと何か気になる方も多いと思うので、参考になればと思います。また、添加物についても質問したので参考までに。
ヴィーガンについて知りたい方はこちらから↓
調製豆乳の原料
キッコーマンさんの調製豆乳の原料が以下の通り。
- 大豆(カナダ、遺伝子組み換えでない)
- 砂糖
- 米油
- 天日塩/乳酸カルシウム
- 乳化剤
- カラギナン
- 香料
砂糖
砂糖についての回答(2019年11月現在)
弊社豆乳の原料である砂糖は、精製の過程において牛骨炭を使用しております。
お客様係からの回答
米油
米油の原料は、玄米を削り、精白米にする過程でできる「米ぬか」のことです。 「米ぬか」は、玄米の表層部分の胚芽や果皮、種皮、糊粉層で、油が20%ほど含まれています。
乳酸カルシウムと乳化剤
こちらも問い合わせました。
豆乳に使用しております乳化剤はパーム油、ヤシ油を原料としており、乳酸カルシウムはさとうきびやキャッサバを原料としております。いずれも植物性由来のものでございます。
お客様係からの回答
全て植物性由来のものなので安心ですが、パーム油を使用されているのが残念です。
乳化剤の原料:パーム油とヤシ油
乳酸カルシウムの原料:さとうきびやキャッサバ
カラギナン
カラギナンにつきましては、私共では動物実験は行っておりませんが、WHO(世界保健機構)や厚生労働省からも安全性を認めてられており、使用料の制限もない添加物ですので、何卒ご安心いただければと思います。
お客様係からの回答
カラギナンという添加物については、渡辺雄二さんの『危ない食品添加物ハンドブック: 食べていいのは、どれ!?』を引用させていただきます。
ラットに、カラギナンを15.25%含むえさを50日間与えた実験では、4日目から下痢が始まり、25%群の方が著しく、血便も見られました。また、ラットに発がん物質を投与し、さらにカラギナンを15%含むえさを与えたところ、結腸腫瘍の発生頻度が高くなりました。
渡辺雄二(2014)『危ない食品添加物ハンドブック: 食べていいのは、どれ!?』, p120
また、渡辺雄二さんの『食べるなら、どっち!?』にもこのように記載されています。
カラギナンは、急性毒性は弱いが、気になる動物実験のデータがいくつもあってやや不安が残るので、飲まない方が安心。
渡辺雄二(2013)『食べるなら、どっち!?』, p95
私は、カラギナンは動物実験がされている添加物という点で避けたいと思いました。また、このように動物で実験しなければ安全かどうかを確かめられないものは体にもどうなのかと思います。
香料
香料につきましては、具体的には申し上げられませんが、合成香料を使用しております。
お客様係からの回答
合成香料が使用されているそうです。具体的に教えることができないものとは一体何なのか…
無調整豆乳の原料
原料は大豆(カナダ、遺伝子組み換えでない)のみ。カナダから輸入された、遺伝子組み換えではない大豆が使用されています。
こちらのタイプは添加物が一切入っていません。また、おいしい無調整豆乳は豆乳独特の臭みもなく、スッキリした味なので豆の味が気になる方におすすめです。
まとめ
調製豆乳は牛骨炭を使った砂糖、パーム油、カラギナンが使用されている点が残念だと思いました。無調整豆乳は添加物も一切入っていませんが、有機のものがいい方は、マルサンの豆乳がおすすめです。