今回はヴィーガンでもグレーゾーンだとされる白砂糖(牛骨フィルター使用)についてお話します。
ヴィーガンって何?↓
白砂糖はヴィーガンではない!?
白砂糖って実はヴィーガンではないことをご存知ですか?知らない方が多く、この話をするとよく驚かれるのですが、白砂糖は製造過程で、牛骨フィルターを使用しています。
有名なスプーン印さんのポームページでも洗浄工程で牛骨が使用されていると記載があります。
つまり、ゼラチンなどにも使用されている畜産業の副産物である骨が、砂糖を作る工程で使用されているのです。上の動画で牛骨フィルターの作り方を説明されています。
※牛骨フィルターの使用がない白砂糖もあるので全部とは言い切れません
牛骨フィルターを使わない国も!
ヨーロッパ、台湾、USDAオーガニック認証などでは牛骨フィルターは使用しません。
The European Union and the USDA heavily regulate the use of bone char.
(訳)ヨーロッパ連合とUSDA(オーガニック認証マーク)では牛骨フィルーターを使用していない。
そもそも骨を使う理由がわかりませんし、牛骨がなくても作れるなら日本でも使用なしにしてもらいたいですね。骨を使えばオーガニックではないということは、体にもよくないのでは…?
白砂糖までは厳しすぎ!
※日本畜産副産物協会:畜産副産物とはよりお写真お借りしました。
ヴィーガンの中でも、白砂糖はグレーゾーンだという人々はたくさんいます。ヴィーガンの方も、そうでない方もよく考えてみてください。
殺処分された犬や猫の骨を使っていると聞いたら、ヴィーガンでなくてもほとんどの人がその砂糖を食べることはないと思いませんか。ボイコット、署名運動、反対活動も起こるのではないでしょうか。
700kgの牛だと肉は42%、副産物は58%で骨は11%です。
「牛の骨=副産物」だという考えはどうでしょうか。ヴィーガンは副産物である皮(本革、レザー)も身に付けませんし、ゼラチン (骨と皮)、レバー(内臓)、モツも食べません。なのにどうして白砂糖に使用される牛骨炭フィルターならグレーゾーンなのでしょうか。
白砂糖まで言うと不便になるから、食べるものが減るからと思っていませんか。何のためにヴィーガンになったのかぜひもう一度考え直してみてくださいね。
どうすればわかる?!
食品会社は安く手に入るものを求めるため、残念ながら原材料名に「砂糖」のみの記載だと、ほとんどの場合は牛骨フィルターが使用されている白砂糖だと考えたほうがいいでしょう。問い合わせて、確認するのもおすすめです。
てん菜糖や黒糖が使われている場合は、原材料名に砂糖(てん菜糖)などと記載がある場合もあります。てん菜糖、黒砂糖、赤糖などは基本的には牛骨フィルターの使用はありませんが、キトサンという蟹由来のものが使用されている場合もあるので気をつけてください。
ヴィーガン白砂糖なしのお菓子
白砂糖が使用されていないお菓子のまとめは、このブログの「ヴィーガン商品リスト」にあります。また以下の記事もあるのでぜひ確認してくださいね。
まとめ
白砂糖について知らなかったという人も多いのではないでしょうか。考えるきっかけになればうれしいです。エシカルな面ではもちろんですが、そもそも使用していない国もあり、オーガニック認証に牛骨フィルターはアウトだということは、牛骨フィルターはそもそも体にも何かしら影響があるのでは?